2020年 5月 12日 (火曜日)

学校の様子: 3年生の皆さんへ

3年生の皆さんこんにちは。
今日は前回の栗原先生に続いて、4組担任の山木が「京都オススメスポット」を紹介します。
私のオススメスポットは東山慈照寺(銀閣寺)。

魅力1:とっても地味
 魅力が地味ってそれ表現として正しいの?と思いますよね。でも地味なところが魅力なんです。京都の最も有名な観光スポットである鹿苑寺(金閣寺)は名前の通り金ピカピンで一目見て「うわ〜すごい〜」ってなります。それに対して銀閣寺は、いうほど銀ではなく落ち着いて敷地内を回ることができます。それゆえなんとなく荷が落ちて心が軽くなるんですよね。将軍としての生活や人のいやな部分を見るのに疲れた男の、最後のこだわりのようなものを私は感じます。寺そのものよりも敷地全体に魅力があります。中学生のときはただの地味な庭、大学生の時に魅力に気付き、色々調べて今では京都で一番行きたいスポットです。

魅力2:作られた経緯がなんとも叙情的
 中学2年の時に歴史の授業で室町幕府のことを学習したのを覚えていますか?銀閣寺が金閣寺に比べて狭く、地味になったのにはそれなりの理由があります。足利義政は一言で言うと可哀想な育てられ方をしました。それでもなんとか将軍として幕府を安定させようと努力したが不運が重なり、結果あの有名な応仁の乱も起こり幕府を衰退させてしまいました。応仁の乱も将軍を辞めて隠居しようとしていた矢先の出来事ですね。そんな男の唯一の楽しみが庭園だったので、わずかに残っていた資財で作ろうとしたのが銀閣寺だと言われています。だから彼の確立した東山文化はわび・さびに重きが置かれているんでしょうね。しかし銀閣は生きているうちには完成までいかなかったとされています。

いかがだったでしょうか?
とっても地味だけに何度観ても飽きないです。中学生、高校生、成人して、歳をとって、いろんな感じ方ができる魅力ある観光スポットでしょう。


 

 
17時08分