『保護者の方へ 熱中症対策のお願い』
梅雨も明け、30℃以上の真夏日が続いています。 子どもたちはマスクをして真っ赤な顔をして登校していました。 学校では、新型コロナ感染症とともに、命の危険がある『熱中症』もとても心配しています。
子どもは汗腺の発達が十分でなく、体温調節が未熟なため、皮膚や汗などから熱を逃すことができず、体に熱がこもりやすいです。 さらに、マスクを着用した場合にはマスク部分の表面温度が顔の他の部分と比べて3℃程度高くなるようです。
そうすると身体に次のようなことが起こると言われています。
・心拍数や呼吸数の増加 ・心肺に負荷がかかりやすく、酸素不足になる ・呼吸で体温調整をしている子どもは、マスク内の温度が上昇すると体温が上がりやすい
文科省は人との距離が確保できる場合や運動時、登下校などでは『マスクは不要』としており、学校でもそのように指導していますが、 子どもたちはマスクを外すことに抵抗があるようです。
この時期は熱中症のリスクが高いためぜひ、ご家庭でも「登下校のときはマスクはしなくていいよ」と声かけをお願いします。
また、熱中症対策として『帽子』が有効です。 帽子をかぶることによって頭を直射日光から防ぎます。日本人の黒髪は特に熱を吸収してしまうので、直射日光を防ぐだけで5〜10℃前後 頭の温度の上昇を防ぐといわれています。 帽子は、通気性の良い素材(メッシュになっているものや麻、麦わら帽子)でつばが広いものがおすすめです。 登下校や外出の際は、必ず帽子の着用をお願いします。
これから本格的に暑さが増します。 熱中症は少し対応が遅れると“命”に関わります。 学校でも適宜子どもたちに指導していますが、ご家庭でもぜひ、熱中症の怖さを伝えていただくとともに、熱中症から“命”を守るためにも、 登下校時や運動時など帽子を着用し、マスクを外すよう声かけをお願いします |
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