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テーマと概要 研究員
<テーマ>  「ボランティア学習と地域活動」
 現学習指導要領において位置づけられた「ボランティア活動などの社会奉仕体験活動」は、新学習指導要領においても充実が唱われている。
 小・中学校においては、道徳や特別活動、総合的な学習の時間を中心とした学習活動の中でボランティアについて学んでいる。実践に関しては、学校外での活動が中心であり、地域の行事や公共施設・福祉施設などで様々な活動が行われているが、体験それ自体が目的となり、「やりっぱなし活動」になっている実践が見られることもある。
 ボランティア学習とは体験そのものはもちろん、気づきやふり返り等、学習の過程を重視するものであり、自立的・自発的であるボランティア活動へつなげるための学習である。
 本研究では、現在学校で行われているボランティアに関する学習活動を調査し、ボランティア学習として整理・系統立てるとともに、地域で行われている活動との連携の有効性を探っていくことを目的とする。更に、地域教育力・地域づくりの観点からも捉えていきたい。
小学校教員
2名
中学校教員
2名
<テーマ> 「子どもの学ぶ意欲を引き出す学習評価」
 指導と評価を一体化させ、一層の「授業改善」を図ることの重要性が叫ばれて久しい。平成14年度から目標に準拠した評価が実施され、8年が経過している。その間、指導と評価の一体化はどのように実践されたのか、実践が難しかったとするならばその原因は何なのか。新学習指導要領の完全実施にあたり、学習評価のあり方を総括する必要があると考える。
 また、子どもの学習意欲の低下が大きな課題とされ、国際比較の中からも注視されている。子どもの学習意欲を向上させる上で、学習活動における具体的な成長・変容を子どもが自ら実感できることが大切である。そのためにはどのような授業が求められるのか、そして学習評価はどうあるべきなのかを考える必要がある。
 そこで本研究では、これまでの学習評価の成果や課題を整理し、指導に活かす評価のあり方を探るとともに、子どもの学ぶ意欲を向上させる授業の実現をめざす。
小学校教員
2名
中学校教員
2名
<テーマ>「相模原市の校内人材育成の課題と工夫」
  教師に求められる資質には、子ども理解力、授業改善力をはじめとして、教師としての使命感・誇りや自己啓発への意欲、人間関係を構築する力、学校経営に参画するためのマネジメント力などがあげられる。これらの資質は、教師としての経験を重ねることで伸長・発展していくものである。しかし、団塊の世代の大量退職に伴い新採用者が急増している相模原市内では、ミドルリーダー並びに若手教師の育成が課題であり、人材育成に向けて校内における意図的・計画的・継続的な研修(OJT:On the Job Traning)がいっそう重要になってくる。
 また、研修を実践することは、研修を受ける側だけでなく、それを企画・運営する者の資質を向上させることでもあり、校内の幅広い年齢層の教師の資質を高めることにつながると考えられる。
 そこで本研究では、校内における人材育成を進める上での課題を明らかにした上で、効果的な研修方法や内容、運営にあたっての注意点などについて探り、校内で人材育成を進めるための工夫を相模原市内全体へ提案することを目的とする。
小学校教員
2名
中学校教員
2名
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