23・24年度研究                                
テーマと概要 研究員
<テーマ>  「食を通して『生きる力』を育成するには」
 中央教育審議会答申で、その重要性が指摘された「食育」。給食や生活科、体育・保健体育科、家庭科などの関連教科における食に関する指導の充実が求められている。学校で行う食に関する指導は、子どもに食に関する知識を教えるだけでなく、望ましい食習慣を身につけ、子どもが生涯にわたって健康でいきいきとした生活を送る基礎を養うことを目標としており、「生きる力」に直結するものである。
 給食を実施している小学校では、栄養職員の協力もあり、食育が推進されつつあるが、多くの給食のない中学校では、一部の教科での学習内容にとどまっているのが現状である。しかし、相模原市では、平成22年度から中学校でも学校給食がスタートし、推進の可能性が広がることが期待される。
 そこで、「生きる力」を育成するために、学校教育全体で実践できる食に関する指導のあり方について研究する。
小学校教員
2名
中学校教員
2名
<テーマ> 「ユニバーサルデザインの授業づくり」
 今、ユニバーサルデザインの考え方に基づいた学級経営や授業について考えていくことが求められている。それは、特別な教育的ニーズのある子どもへの支援が、どの子どもにとっても有効な支援であると捉えていくということである。相手の意図や気持ちを推し量ることが難しかったり、先の見通しがもてないことで混乱してしまったり、うまく自分の気持ちを表現できなかったりするなどして、人との関わりに困難を感じている子どもへ支援していくことは、どの子どもにとっても有効であるという考えである。子どもの背景や行動を引き起こす要因に目を向け、子どもの「困り感」に即して支援をおこなっていく視点が、これからの授業に必要である。
 この研究は、全ての子どもたちにとって安心できる生活と学びを提供するために、学級経営や授業の中での必要な指導や支援のポイントを研究していく。
小学校教員
2名
中学校教員
2名
<テーマ>「情報安全モラル教育の実践」
 新学習指導要領が小学校は平成23年度、中学校は平成24年度より全面実施される。情報安全モラル教育については「各教科等の指導において情報モラルを身につけること」と初めて明記され、子どもたちの情報安全モラルの向上に向けて授業実践を各学校で進めることとなった。
 しかしながら、教育課程上の具体的な取り扱いについては各学校に任されており、「どのような指導プランを作成し、どんな授業実践をすることで子どもたちの情報安全モラルの向上をめざすのか」をそれぞれの学校で計画・実行するのは現実的に負担が大きい。そこで、「カリキュラムのどこに情報安全モラル教育が位置付いているか」を検討し、子どもたちの情報安全モラルの向上をめざして授業実践を積み重ねていく。また、情報安全モラル教育の全市的な取り組みとして、情報安全モラル学習プランや情報安全モラルハンドブックの改訂とも関連させ研究を進めていく。
小学校教員
2名
中学校教員
2名
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