29・30年度研究                           
テーマと概要 研究員
<テーマ> 効果的なOJT の具体的な方策に関わる研究
 教員の世代交代が全国的に進んでいる。本市においても、毎年、ほとんどの学校に初任者が赴任し ている。経験年数の少ない教員が増えることで、相対的に学校組織力の低下が懸念される。学校の教 育活動が、子どもたちにとって質の高いものになるためには、教員一人ひとりの力を高め、学校組織 力を高めていくことが欠かせない。人材育成は急務の課題となっている。
 多忙である学校の現状から考えると、日々の業務の関わりからOJT により人材育成を図っていくこ とが望ましい。学校で、その役割を担うのはミドルリーダーとなる中堅教員である。
 本研究では、学校の現状を踏まえながらOJT による人材育成を、ミドルリーダーの動きに着目して、 どのように進めていくとよいか検討していくこととした。ミドルリーダーが、日々感じている違和感 に注目して、「違和感を主観ではなく、俯瞰する(メタに物事を捉えていく)」ことで、自分と対象者 (経験年数の少ない教員等)との関わりを整理する。その中で、「対象者との関係性を俯瞰し把握する」、 「つなぐ、共に成長する関係性をつくる」「リフレクション(振り返り)」「共に成長していく働きかけ」 などのキーワードを見いだし、ミドルリーダーが具体的に対象者とどのように関わればよいか、その 具体的な方策について考えていく。
小学校教員
1名

中学校教員
1名

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