講演会を実施しました。

◇講演会

今年度の相事研講演会では、佐野 朝太郎氏を講師にお迎えし『チーム学校と政令指定都市税財源移譲について』をテーマに、「学校事務改革・発展に向けて共同実施の推進」を考えていくお話をいただきました。

講演では、文部科学省中央教育審議会の答申「チームとしての学校の在り方と今後の改善方策について」をお話しされ、学校マネジメントの強化として事務体制の一層の充実を図ること、共同実施の推進、学校事務職員のキャリア形成が重要であるというお話を伺いました。

「平成２９年度の県から政令市への税財源移譲に伴い、共同実施が必要だということ」、「チーム学校を作る一員として、事務職員としての一定の役割を果たしていくことが求められていること」等、長時間にわたりご講演いただき、「事務職員一人ひとりが、共通認識をもって共同実施に取り組んでいき、議論し、実践していくことが重要である」と締めくくられ終了となりました。

◇研究報告（学校事務研究委員会）

相事研で実施している学校間連携研究の進捗の確認と、研究委員の意識調査アンケートの結果を踏まえた今後の課題と取り組みについて、研究報告が学校事務研究委員会よりありました。　一人ひとりの事務職員が力を発揮し、学校現場の学校事務機能を充実させるためのシステムとして、「学校間連携・相互支援チーム」の構想と有効性について、紹介がありました。

県から政令市への税財源移譲に伴い、学校や私たち学校事務職員の置かれる環境、果たすべき役割が大きく変わろうとしています。子ども達の学びの充実のため、事務職員としてどのように貢献していくか考えるよい機会になりました。