新採用・2年目事務職員に聞いた採用試験対策

今後、相模原市の学校事務職員をめざす方の参考になればと思い、2016(平成28)年度の新採用と2年目を迎えた事務職員に「相模原市の学校事務職員採用試験」についてアンケートを実施しました。

※記載されている情報は2014(平成26)・2015(平成27)年度に実施された採用試験について新採用及び2年目事務職員にアンケート調査をした内容を取りまとめたものであり、相模原市立学校事務研究協議会(相事研)として採用試験の内容について正確性・完全性を保証するものではありません。
(原文のまま掲載)

(1)志望動機

1.なぜ学校事務職員をめざそうとしたのですか?

教育機関や研究機関に興味があり、社会に貢献できる職種に魅力を感じたから

もともと教員をめざしていたが、自分には子どもたちを引っぱる教員よりも支える側の学校事務職員が向いていると思ったから

当初は教員をめざしていたのですが、教育ボランティアや教育実習を経て「学校運営」というものに興味を持ち、学校に1人しかいないからこそできることや、仕事のやりがいが大きいのではないかと考えたから

子どもが好きなので、子どものいる環境での仕事に魅力を感じ、縁遠くなってしまった「学校」という場所での仕事が面白そうだと思ったから

公立学校で働いている家族がいて、幼いころから公立学校での仕事を身近に感じていた。また、以前専門学校に勤務しているとき、学校経営や教員を支える学校事務職員という仕事にやりがいを感じていたから

学校や教育現場に関心を持っていて、働く人を支える仕事に就きたいと思っていたから

子どもと関わるのが好きで、今まで保育士や学童保育指導員、大学事務の経験を活かし、子どもたち、教職員、保護者の方々や地域の方々と学校をつなぐパイプ役となり、学校運営を支えていきたいと思ったから

先生方の多忙さを知って、少しでもサポートできたらと思ったから

知り合いの方がこの仕事をしていて興味を持ったから

回答なし 1名

2.どうして相模原市を受験したのですか?

学校事務職員の採用試験があったから

自分が生まれ育った相模原市で仕事がしたい!と思ったのが一番にあり、「人が財産(たから)」という考え方も子どもたちの育成をとても重要視していて、自分自身も同じ考えだったから

相模原出身で、愛着があったから

相模原市で臨時的任用職員の経験をしたあと、横浜市でも勤務しましたが、相模原の環境、あたたかさが自分に合っていると思ったから

自宅から近かったから

学生・社会人生活の中で、実習先や勤務先が相模原市であることが多く、とても身近に感じていたから

私は生まれも育ちも相模原市で相模原が大好きです。大きな変化と発展を遂げている相模原市で子どもたちに「この学校でよかった」と思ってもらえるような学校運営に貢献したいと思ったから。

相模原や近隣地域でこの先も暮らしていこうと考えていたから

地元なので

回答なし 1名

3.他県・他市の試験も検討しましたか?

した(私学)

した(横浜市)

しなかった 8名

4.採用試験の情報はどのように得ていましたか?

インターネット 8名

市広報誌 3名

知人、友人 2名

雑誌 1名

相事研HP 1名

5.採用試験を受けようと思ったのはいつごろですか?

4年くらい前 1名

1年前 3名

6か月前 2名

3か月前 3名

採用情報が公表されたとき 1名

6.学校事務職員以外の公務員試験も検討または受験しましたか?

した 6名

しなかった 4名

7.差し支えなければ、採用まで何回学校事務職員試験を受けましたか?

5回 1名

2回 1名

1回 6名

0回(過去に受験したことがないという意味だと思う・・・) 2名

(2)筆記試験対策

1.いつごろから試験勉強を始めましたか?

1年前 2名

10か月前 1名

6か月前 3名

3か月前 4名

2.試験対策は何をしましたか?

通信教育 1名

専門学校に通った 3名

公務員試験対策本・問題集で独学 7名

3.試験対策の内容で具体的に書けるものがあれば

予備校の授業を受け、しっかり復習もしました。 1名

地方公務員・一般行政用の対策問題を何回も繰り返し解いた。 3名

相模原市は教養試験のみなので、教養の問題集を何度も解きました。通勤途中の電車やバスの中でも参考書を読みました。 1名

公務員試験対策本(高校卒業程度)の問題集を何回も繰り返し解いた。 1名

4.試験対策の中で、実際の試験に役立ったことはありますか?

問題集を繰り返し解いたこと

公務員試験は出題範囲がとても幅広いので、ある程度的を絞った勉強も必要だと思い、中でも数的処理に時間をかけました。

文章理解は毎日朝夕必ず2問以上とりくみました。公務員試験は時間との勝負なので時間をいつも計って勉強しました。

回答なし 7名

5.実際の試験を受けた経験から、やっておいたほうがいいこと、対策はありますか?

筆記も大事ですが、面接の対策が重要だと思いました。

いろいろな問題集をやるよりも1つの問題集を何回も繰り返しやる方が良いと思いました。

試験範囲が変わっているかもしれませんが、数的推理と判断推理は基本的なものがたくさん出たので、すぐ反応できるよう繰り返し解く練習をすることをおすすめします。

時間を意識した試験対策(時間内に早く解く練習)

基礎をしっかり固める

回答なし 5名

(3)面接試験対策について

1.面接試験の対策をしましたか?

した 8名

しなかった 2名

2.どのような対策をしましたか?

一人でイメージトレーニング 5名

専門学校の授業で受けた 2名

家族・友人との模擬面接 2名

学校の先生に授業とは別に練習してもらった 1名

大学の教授や職員に面接練習をしてもらった 1名

回答なし 2名

3.対策をしてよかったこと、役立ったことはありますか?

学校事務職員でよく聞かれる質問を雑誌等からまとめ、1つ1つ回答を作りました。民間企業の就職試験も受けた方が良いと思います。民間での面接はとても勉強になりました。

言いたい事を丸暗記するのではなく、キーワードでいくつか関連づけてしっかり自分の言葉で言いました。また、単純なことだけれど「相手の目を見て話す」ということも大切だと思います。

はずかしいですが、家族などと模擬面接をしながら、ムービー撮影もしくは録音をして、客観的に自分の受け答えを反省しました。

家族や知人との模擬面接において、動画を撮っておいてもらい、その後確認することにより、自分自身を客観的に見られ、話す内容の改善点や自分自身が無意識にしてしまっている動作や口癖などがわかった。

予想していた質問に対してはスムーズに、自信を持って答えることができました。

面接時のマナーや受け答えの練習はしておいてよかったです。

面接の設問集を自分で作り、すぐに答えられるように練習しました。設問集と同じような質問をいくつかされたので、対策をしてよかったです。

回答なし 3名

 4.実際の試験で困った質問や、印象に残ったエピソードがあれば教えてください。

大学の学部を選んだ理由等昔のことを聞かれ、焦ってしまいました。(既に民間企業で働いていたので社会人になってからのことを聞かれると思っていました。)

私は当初教員をめざしていて、面接カードに教員免許取得予定と書いていたので、なぜ教員ではなく学校事務職員なのですか?という質問は困りました。

集団面接は4人一緒に受け、答えるのが挙手制だったのですが、他の人の様子をうかがいすぎて答えるのがほとんど4番目になってしまい、消極的な印象にならなかったか心配でした。

なぜ教員ではなく学校事務職員をめざしたのですか?なぜ横浜市ではなく相模原市なのですか?と聞かれた。

困ったことではないのですが、自分の家族全員の勤務先を聞かれたことが驚きました。

困った質問:先生ではありませんが、先生と呼ばれたらどうしますか?孤独ですが、大丈夫ですか?と聞かれた。 エピソード:一次面接はグループ面接だったのですが、私以外の受験者(3~4名)が全員来なかったため、個人面接になりました。 面接では受験者のことを名前ではなく番号(1番さん、など)で呼ばれるため、個人面接になってしまいましたがずっと「1番さん」と呼ばれたのが印象に残っています。

「学校事務として」何ができるかを特に聞かれたので困りました(学校事務がどのような仕事か知らなかったので)

一次試験の段階で集団面接があり、受験者全員と面接する相模原市は、人物重視なんだなと改めて思った。

「先生に事務仕事たのまれたらどうする?」と聞かれたのはこまった。

回答なし 1名

(4)試験当日の流れについて

1.実際の採用試験について、当日また後日の流れを教えてください。

1日目:筆記試験(100人)

2日目:集団面接(面接官2~3人、受験者4人)

3日目:筆記試験(20人)

4日目:個人面接

1次試験は2日間に分かれていました。1日目は筆記試験のみで2時間程度で終わりました。問題自体はそんなに難しくないですが、出題数が多いので焦らず解いていくことが大切です。やはり、数的処理の問題が多かったです。2日目が集団面接でした。面接官4人に対して受験生も4人で面接します。集団面接なので他の人がどういうことを言っているのかもわかります。そのなかで、自分の考えをしっかり面接官に伝えることが大切になると思います。また面接官の質問に対して挙手して順番に1人ずつ回答していきます。やはり初めに挙手をして言った方が面接官のイメージに残りますし、他の受験生と回答が被りません。しかし、1番に回答しようとしすぎて質問と全く関係ないことを言ってしまっては元も子もありません。
2次試験も2日間に分かれていました。1日目は適性試験と面接カードでした。適性試験はごく簡単な計算問題ととあるシチュエーションが書かれていて「この場合あなたならどうしますか?」というものに選択肢の中から回答するものでした。また、面接カードは「あなたのどんなところが相模原市に生かせるか」といた質問だった気がします。それに対して文章で回答するものでした。記入量としてはそんなに多くなかったです。2日目は個人面接でした。面接官4人に対して自分ひとりだけなので結構緊張もしました。ここでの質問は集団面接で聞かれたことと同じようなことや、1日目に記載した面接カードをもとに質問されることもありました。もちろん個人面接で初めて聞かれることもありました。面接時間は20~30分程度でした。

1次 教養試験10:00~12:00くらい 約1週間後集団面接(時間や場所は教養試験の時に知らされる)
2次 適性検査(3種くらいやった。SPIみたいのと、性格検査みたいなの、他の職種の人たちも一緒に受けました。)後日個別面接 面接官3人

1次 試験官4人と受験者4人のグループ面接 席にABCDがついていたのでアルファベットで呼ばれる 今までで一番大変だったこと等きかれた
2次 個人面接 試験官4~5人

1次 筆記試験→集団面接
2次 適正試験→個人面接 4名

あまり覚えていません。申し訳ありません。

(5)採用試験を受ける際に用意しておくといいもの、また心構えなどがあれば書いてください

試験勉強の期間は長くなるのではと思います。(私はそうでした)飽きないための対策は必要です。(ゆとりのあるスケジュールを組むとか)

やはり採用試験というと筆記試験にしろ面接試験にしろ緊張はどうしたってすると思います。しかし、緊張しては自分の本来の力は発揮できないと思います。リラックスして試験に臨んでみてください。時には気分転換などもして体調を崩さないように万全の状態で臨んでください。

相模原市は1次にも面接を設けていることから、(1次は筆記のみのところがほとんどだと思う)面接重視だと思うので、面接対策をしっかりしておくと良いと思います。

相模原市の教育目標などHPで調べておくといいと思います。行政の事務ではなく、学校の事務を求めていると思うので・・・

自分の経歴や経験などをまとめておくと良いと思います。(学生時代に何を勉強したのか、なぜその勉強をしたのか。社会人時代、なぜその会社を志望したのか、なぜ退職をするのか。) 学校事務の知識が全くなく雰囲気もわからなかったので、教員の知人から現職の学校事務職員を紹介していただき、事務室を見学させていただきました。(市外ですが。)学校や事務室の雰囲気、現場のお話を聞くことができたので、イメージが深まって良かったと思います。

自分の得意なことやもし自分が採用されたらどんなことで貢献できるか等を考えておくとよいと思います。

なるべく明るい表情で面接するように心がけていました。

回答なし 3名

(6)最後に、これから学校事務職員採用試験を受ける方にメッセージをお願いします

試験勉強お疲れさまです。事務職員はほとんど1人での仕事です。ですが、同じ学校の先生、他の学校の事務職員、地域の方、業者の方、市役所の方等多くの人に出会い、繋がることのできる仕事です。試験勉強は大変ですが、魅力的な仕事です。頑張ってください。

学校事務職員という仕事はとてもやりがいのある仕事です。学校に1人しかいない(大規模校は2人配置)からこそ先生たちには頼りにされます。先生のように子どもを指導したり、何か目立ったことをするわけではありませんが、「縁の下の力持ち」として学校運営に携われます。私自身この4月に採用されてまだ半年ちょっとしか経っていませんが、毎日とても楽しく仕事をしています。当然経験が浅いので業務のことでわからないこともありますが、近隣の学校事務職員の方に電話をするととても優しく丁寧に教えてくれます。この文章を読んでいて相模原市の学校事務職員をめざしている皆さんと1日も早く学校事務職員として仕事ができる日が来ることを楽しみにしています。

大変なこともありますが、楽しい仕事ですよ!

試験はつらいですが、学校事務はとてもやりがいのあるお仕事です。職場もあたたかく、周りの先輩事務さんもみなさん優しい方ばかりです。ぜひ頑張ってください!

ご自身のこれまでの経験や経歴に自信を持って想いを伝えれば、熱意は伝わると思います。頑張ってください!

学校事務の仕事は本当にいろいろな業務があり大変なときもありますが、子どもたちの元気な姿を見ながら仕事ができるとても楽しいお仕事です。試験に合格したら一緒にお仕事できるのを楽しみにしています。試験頑張ってください!

学校事務の仕事は子どもたち、教職員、保護者の方々、地域の方々と関わりながら学校を支えていくとてもやりがいのある仕事です。私はこの仕事に就くことができて本当によかったと感じています。みなさんと一緒に働けることを心より楽しみにしています。

学校事務としてまだまだ始まったばかりで分からない事ばかりですが、自分も学校現場で働く一人なんだと考えると身が引き締まる思いです。学校事務職は目まぐるしく変化する教育現場で、教員とは別のアプローチで学校や子どもたちを支える事が出来るすばらしい職業だと思います。

やりがいのある仕事だと思いますので、一緒に頑張りましょう。

回答なし 1名

採用試験の参考になれば幸いです。
みなさんと一緒に仕事ができることを楽しみにしています!