会長あいさつ

チーム学校のメンバーとして

これまでに多くの事務職員の方々と仕事を共にしてきました。教科や学級で必要な物品の発注依頼、休暇の申請、年末調整に関わる書類等々、事務処理に疎かった私はずいぶんと助けていただきました。教頭になった一年目は、様々な事務処理、会計処理をカバーしていただきました。今年度、相事研の会長を務めることになり、正直なところお世話になってきた事務職員の皆さんにどれだけ力添えできるか考えてしまいました。

先日の定期総会で行われた講演会で、講師の教育センター宮原所長から学校事務職員の職を選んだ理由を問われました。自分が過ごしてきた学校生活での思いから、子どもたちのため、教育の充実のため学校に関わる仕事を選んだとの回答がありました。私たち教員の多くも同じような動機から教職の道を選んでいます。職務の内容は異なりますが、チーム学校のメンバーとして教育活動の充実に向けて力を合わせて学校運営に臨んでいきたいと思います。

相事研は、昨年度設立30周年を迎えました。この間、政令市への移行に伴う権限委譲、新型コロナウィルス感染症対策の事務処理や物品の確保など、通常の業務に加えて多忙となる中で多方面に対応してきました。それらの対応に組織として、人材育成を図るための研修、事務処理の相互チェックやスキルアップを図る学校間連携、相事研だよりの発行による情報発信などに取り組んできました。これまで先輩の事務職員から受け継いできたことの継承、発展、また、世代交代が進む中での若手の育成を進めてきました。

今年度も相事研の目的である教育の充実、学校事務職員の資質向上を図るための活動を進めていきます。チーム学校のメンバーとして専門性を発揮し、相模原教育の発展と充実への寄与、子どもたちの成長をめざす学校運営に参画していきたいと思います。

相模原市教育委員会をはじめ関係諸機関の皆様には、本会の活動の趣旨をご理解いただき、今後もご指導とご支援をよろしくお願いいたします。

相模原市立学校事務研究協議会
会長 齋 藤 敦

(相模原市立緑が丘中学校 校長)

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